モン=サン・ミシェルに憧れて

フランス好きの都内の会社員のブログ。フランスのこと、語学勉強のこと、アロマテラピーのことなんかを徒然なるままに書いてます。

L'herbe est toujours plus verte ailleursなのでフランス語を勉強

最近、仕事に私生活に色々あって、つい他の人のことをうらやんでしまうポワロです。

通称、「隣の芝生は青い病」を発病しています。

 

「隣の芝生」「青い」「治し方」なんて

グーグルで調べてしまうほど末期ですが

そこで湧いてきたのが、

「フランス語で隣の芝生は青いというのはどういうのだろう?」

という疑問。

(辛い時にもこんなことを思ってしまうなんて

末期の語学おたくですね('Д'))

 

そこで調べてみました。

フランス語で「隣の芝生は青く見える」

というのは

L'herbe est toujours plus verte ailleurs.

というそうです。

直訳は「草は他の場所でいつもより青々としている」

といった感じでしょうか。

まさに日本語版と同じですね。

調べていたら、

”Il y a parfois des moments ou je pense que l'herbe est plus verte ailleurs

et que la vie chez les autres est beaucoup plus facile.”

「隣の芝生が青く見えて、他の人の人生が自分の人生より

ずっと楽そうに見えることが時々ある。」

なんていう文章も見つけました。

個人主義、といわれているフランスですが

やっぱり人がうらやましくなったりするんですね。

 

こうなったら他のちょっとネガティブな気分も

フランス語でどう言うのか調べてやる!

 

ということで次は「泣きっ面に蜂」

Un malheur n'arrive jamais seul.

直訳は「不幸は決して一人ではやってこない」

一人でやってこないということはてっきり、

幸福と一緒にやってくるという意味かと思っていましたが、

どうもそうではないよう。

どうせなら、幸福と一緒にやってきてくれー

 

とネガティブな気分になりがちですが

ここからは気持ちを前向きに。

うまくいかないことがあってもコツコツ努力を重ねよう。

「千里の道も一歩から」

Petit à petit l'oiseau fait son nid.

直訳は「鳥は少しづつ巣を作る」

鳥が巣を作るように、私も自分の人生を少しづつ

組み立てたいものです。

 

そろそろ眠たくなってきたので最後は

「果報は寝て待て」

La fortune vient en dormant.

直訳は「運、財産は寝ながらやってくる」という感じでしょうか。

La fortune vient en dormant, la réussite advient à qui ne s'en soucie pas,

à qui ne l'a pas cherchée.

「財産は寝ながらやってくる、成功は気にかけていない人、

捜し求めていない人の元に訪れる。」

とのことなので、このことわざをむねに今日は穏やかに

寝たいと思います。

 

 

 

8月6日 若さは女の武器なのよ

先輩に「若さは女の武器なのよ!」といわれ

合コンを猛プッシュされたポワロです。

 

うーん、私の武器、あんまり威力を発揮していない。。。

これはまずい!何とかしなければ!と仕事をしながら

パソコンの右下をみると2015/08/06の文字。

 

今日は8月6日か。

 

とふと思いました。

最近の小学生は8月6日と聞いても何の日かわからない子が

多いそうです。

それだけ平和が長く続いたということは素晴らしいことだけれど

過去にあったことを決して忘れ去ってはいけないと思うのです。

  

本当に幸運なことに、今を生きている私たちは

毎日が平和で70年前に起きた大参事のことを日々の中で

思い出すことは少なくなていると思います。

ただ、今日、8月9日に、8月15日に、

70年前に思いをはせ同じことは決して繰り返さないと心に刻むことが

必要なのではないでしょうか。

 

そんなことを考えながらメールボックスを開くと

世界各国のオフィスから仕事のメールが届いていました。

別になんてことのない仕事のメールですが

こんな平々凡々なメールを世界中と自由にやり取りできる日が

来るなんて、戦争中には考えられなかったのではないかと思います。

いつものように中国オフィスから届くメール、

アメリカオフィスから届くメール、ドイツオフィスから届くメール。

その一通、一通のメールがとても大切なものに思えました。

 

特に(私を含め)若い世代の人たちにとっては、戦争は記憶ではなく

歴史になっていて、毎日思いをはせるものではもはやないと思います。

だからこそ、こういった節目節目にふと戦争のことを

自分なりに考えて、平和の大切さをかみしめて

戦争を決して繰り返さない。

そう心に刻むことが大切なのではないでしょうか。

 

若さという武器はこれから存分に使っていこうと思います。

でも、人を傷つける武器はこれから先も永遠に使ってはならない、

と心に刻みなおした一日でした。

(タイトルが少し不謹慎かな、と思いましたが

今の平和をかみしめつつ、70年前に思いをはせたということを

伝えたくてこういうタイトルにしました。)

 

 

新しいオーシャンゼリゼ ZAZ

最近、暑さのせいで会社に行くのがおっくうでしかたがないポワロです 笑

 

家を出た瞬間にもわっとした空気に包まれてテンションが下がった時に

助けてくれるのがそう、音楽!

 

玄関でiphoneとイヤフォンをセットして戦闘態勢に入ります。

最近のお気に入りの気分上げソングはフランス人歌手ZAZ

"Paris sera toujours Paris"

youtu.be

この曲はもともと1939年にフランス人俳優のモーリス・シュヴァリエ

という人が発表した歌でそのカバー版になります。

youtu.be

元歌がこちら。

元の歌は元の歌で1930年代、40年代の味のようなものがあって

素敵です。

時代がら歌詞の内容は戦争に関したもの。

ただ、戦争によって暮らしがどんなに制限されようとも

パリはいつだってパリ。

世界で一番美しい街!という当時の暗い雰囲気を

吹き飛ばしてくれるような歌です

 

これをZAZという現在日本でも人気急上昇中の歌手が

陽気に明るく、かっこよく歌っています!

(11月にはオーチャードホールで日本公演をする予定です。

チケットが取れたので会社でどんなに仕事が溜まっていようと

その日だけは絶対死守したい 笑)

聞くと思わず笑顔で足取りが軽くなります(*'▽')

 

ZAZは日本でおそらく最も有名なシャンソン、

オーシャンゼリゼもカバーしています。

それがこちら

youtu.be

耳慣れたオーシャンゼリゼだけど、力強くて、チャーミングで

まるで別の曲に生まれ変わったように新しい魅力をぐーっと吹き込んでます。

PVもものすごくチャーミングでフランスっぽい魅力満点なので

動画付でぜひチェックしてみてください:)

 

明日は月曜日でサザエさん病になっていますが

明日もこの曲を聞いて頑張ります!

フランス語と英語を同時に学ぼう【IT編】

IT系企業に勤めているポワロです。

 

「大学でフランス語を勉強していたけどIT系の企業に

勤めています。」

というと結構言われるのが

「どうやって語学力を維持してるの?」

 

これですよ。

「いやー正直全然維持できてないですね 笑」

と笑って答えながら心の中でちょっと泣いてます 笑

 

小さな脳みそに、フランス語も英語もITの知識も詰め込もうとすると

知識が上書かれていくのを感じます。

 

今の仕事のことも勉強しないといけないし

英語は必要だし

でもフランス語もあきらめたくない。

 

そんな時に出会ったのがこの方法。

「IT系のサイトを3か国語で読む!」 

いや、それ普通でしょ!

という突っ込みが聞こえそうですが

これ、結構いいです。

例えば、この間この記事で紹介したギャラリーラファイエット

 

mont3michel.hatenablog.com

 

 

このデパートにシステムを導入したHybrisという会社があります。

(e-コマースやマーケティング用のシステムを売っている会社です)

そのホームページを見てみると。。。

www.hybris.com

 

フランスの企業ということで

英語

フランス語

日本語

すべてで事例紹介がされています。

そこで、3ヶ国語分の記事を見比べてみます。

 

「以前、当社はアクセス数が増えないようにと願っていたおそらく唯一

オンラインショップでしょう。なにしろ、大量のトラフィック処理

できなかったのです。」

 

“Before,we were probably the only online store

praying not to have too much traffic, because the site couldn’t handle it.

 

« Avant, nous étions sans doute le seul magasin en ligne à prier

pour ne pas avoir trop de trafic, parce que notre site n‘était pas en

mesure de gérer les pics. »

 

こうやって比べてみると、様々な表現が学べますよね。

例えば

オンラインショップ=an online store= un magasin en ligne

おそらく=probably=sans doute

処理する=handle= gérer

 

あとは、文脈からêtre ne mesure de inf に

「~できる」という意味があることもわかりますね。

こんなに短い文章でもたくさんのことが学べます。

 

もちろんニュースなどで同じことをしてもできます。

 

ただ、たとえITとか興味ないし!という人にも

IT系のサイトはおすすめです。

なぜなら文章がガチガチの直訳だから 笑

読み比べがしやすいです。

(そのせいで、日本語は少しおかしいですけど)

 

 そして、IT系の企業の人であれば

勤務中に見ていても仕事をしているように

見えますITの知識も同時に身に着けられます!

中国語やスペイン語なども比較的簡単に

サイトが見つかると思うので、

語学学習&ITに興味がある!

という人は是非試してみてください。

(ちなみに上のサイト、アシックスの事例紹介も

3ヶ国語で見られます!)

【実験】レモンの香りがタイプミスを半分に減らす?

レモンのアロマオイルは

本物のレモンの香りをオイルの中に閉じ込めたような

さわやかでフレッシュな香りです。

 

眠気を覚ましたい

リフレッシュしたい

集中して仕事をしたい

 

そんな時におすすめです。

 

レモンのアロマについて、アロマ関係の本・HPで

ちょこちょこ見つけるのがこのフレーズ

「レモンの香りでタイプミスが半減することがわかっています」

 

レモンの香りは確かにスッキリするけれど

タイプミスがそう簡単に半減するのか???

そんなに減るなら、今頃どこのIT企業のオフィスも

レモンの香りを漂わせてるだろ!

私の会社、レモンの香り1ミリも漂ってないし!

 

そこで、自分で実験してみることにしました。

 

タイピングゲームを使い、ほぼ同じ条件で

レモンの香りあり

レモンの香りなし

でタイピングした時、果たして結果に違いがでるのか!

 

使ったのはこのタイピングゲーム。

Flashタイピング 【寿司打 - SushiDA -】

回転寿司のように単語が流れてきて

90秒間に

何文字打てるか、

何文字ミスタイプがあったか

がわかります。

 

あえて疲れて帰ってくる夜を狙って実験開始!

まずはレモンの香りをかがずに3回挑戦です。

その結果→

【レモンの香りなし】

3回平均:タイプ数367回 ミスタイプ数18.3回

 

ではレモンの香りをティッシュに垂らして

1分ほど嗅いでみます。

 

その後続けて3回チャレンジです。

その結果→

【レモンの香りあり】

3回平均:タイプ数374回 ミスタイプ数19回

 

タイプ数は少し増えたけど、ミスタイプも

増えてるー( ゚Д゚)

 

れ、れもんの効果は???

いやいやこの程度の回数ではわからない!

ということで、別の日に再度実験。

前の時と条件は同じ。ただ少し仕事で疲れて眠気が。。。

その結果→

【レモンの香りなし】

3回平均:タイプ数329回 ミスタイプ数27回

【レモンの香りあり】

3回平均:タイプ数375回 ミスタイプ数19回

 

お、今度はなんかタイプ数もミスタイプも明らかに減ってる!

(まぁ最初が低すぎですが。。。)

うーん。もしかして、眠気とか疲れがたまっているときには

レモンのオイルが効く??

 

はっきりとしないところですが

仕事で一日中パソコンをいじった後に

さらにタイピングするのに飽きたので 笑

今回はここまでにしておきます。

 

今回の結論

レモンの香りをかいでもタイプミスは半減はしない!!!

でも、疲れ対策・眠気対策には効くかも。

 

ということで、今後もタイピングする気になった時に

第二回、第三回の実験をしてみたいと思います。

他の香りでも試してみようかと。

結果は乞うご期待!

 

革命記念日と建国記念の日

今日、7月14日といえば。。。

 

ペリーが日本に来航した日

 

日本の発音は「にほん」ではなくて

「にっぽん」であると閣議決定された日

 

東京スカイツリーの起工式典が行われた日

 

全て正解ですが。。。。。(ペリーさん、今日来航してたんですね 笑)

フランス好き、歴史好きの人にとってはもっと大きなビックイベントが!

 

そう。フランス革命記念日

14 Juillet (キャトルズ ジュイエ)

はフランスで最も重要な祝日の一つです。

 

1789年の今日、パリのバスティーユ監獄襲撃事件が起こり

これがきっかけでフランス革命が始まったと言われています。

 

現在でも、パリではこの日は街中がお祭ムード

シャンゼリゼ通りでは盛大な軍事パレードが行われ

空には戦闘機が飛び、大空に「青白赤」のトリコロールを描きます。

そして、夜はエッフェル塔の近辺で打ち上げ花火が上がり

まさに、革命を祝うお祭りという感じです。

 

と書いているのですが、

 

実は私はまだ生で見たことが無いのです 涙

なぜか、、、運悪く、、、、いつもこの時期にはパリにおらず。

 

友達曰くものすごい人混みらしいので

軍事パレードのかっこいい軍人さん達を最前線で見たい!

という方はかなり早い時間に場所取りをしたほうが良さそうです。

 

さて、フランス人にとっては革命記念日は特別なものですが

日本には革命記念日はありません

まぁ革命がなかったので当たり前ですが。

そうすると、日本で一番大事な祝日はいつなんでしょう?

うーん。建国記念の日

 

でも、建国記念の日がいつだかパッと言える人

意外と少ないんじゃないでしょうか。

 

そもそも、建国記念の日にいったいどんな意味が

あるのかまでしっかり知っている人は

更に少ないのではないかと思います。

建国記念の日 2月11日は日本の初代天皇

神武天皇が即位した日を祝う日です)

 

何だろう、フランスと日本のこの温度差

 

その答えは昔世界史で習ったこの言葉の中に

ある気がします。

日本は革命なく自由を手にした国である

 

そう。日本は革命を経験したことがなく

革命で自由を勝ち取ったと

いう感覚はあまりないのでは

ないでしょうか。

 

逆にフランスでは、フランス革命によって

自由を得た

自由を勝ち取った

という強い意識があります。

 

だからこそ、革命記念日単に

革命が起きた日

ではなく

フランスが自由を勝ち取るための

大きな一歩を踏み出した日

として今でもとても重要視されているのでは

ないでしょうか。

 (まぁ今ではただお祭りを楽しみたい、という人も

多いと思いますが)

 

ただ、日本にはいわるゆ「革命」はありませんでしたが

今、私たちが「自由」を享受しているのは

きっと先人たちが小さな「革命」を繰り返してくれたおかげです。

「勝ち取られた自由」を当たり前と思わずに

感謝をしなければならないなー

とプログラミングコードを書きながら

一人でしみじみと感じていた一日でした。

(仕事中、私のように自由すぎるのは考え物です(';'))

 

なんだか後半まじめな話になりましたが

本日フランスにいるラッキーな皆さん、

私のように華やかなパレードをYoutubeで楽しんでいる皆さん

革命記念日を祝いつつ、ちょっと歴史に思いを

はせてみるのもいいかもしれません。

 

 

 

グローバル企業って何だ?

今勤めているIT企業はいわゆる”グローバル企業”です。

勤務地は世界中。従業員の国籍も多種多様。

世界各国の会社や工場に、会社の中の情報を

一元的に管理するためのシステムを導入する

という仕事をしています。

 

 今年もいよいよ面接シーズンがやってきますが

就活生のみなさん、グローバル企業で働きたいと思いますか?

 

就活をする時、

日本と世界をつなぐ仕事がしたい

日本が誇る技術を世界へと輸出する日本企業を

縁の下の力持ちとして支えたい。

英語やフランス語を使って仕事をしたい!

 

と考えて、就職先を探していました。

その思いを伝えて、今の会社にも採用してもらうことができました。

でも、グローバル企業ってなんだろう?

どうして「グローバル企業」で働きたかったんだろう?

という思いが最近よくよぎります。

 

日本企業の会計情報や販売情報

生産情報や購買情報などを管理するための

システムを導入することで、

確かにお客様を支えていることにはなります。

 

ただ、「日本と世界をつないだ!」

という感覚があまりないのが正直なところです。

 

ITの良い所でもあるのですが、

システムは日本だろうが中国だろうが

フランスだろうが

どこであっても同じシステムであれば

導入するためにすることは同じです。

 

日本支社にシステムAを導入する。

アメリカ支社にシステムAを導入する。

もちろんお客様の国と言葉は違いますが

結局業務としてやることにはほとんど変わりがありません。

 

うーん。

そして、お客様同士がつながっている様子が見えない。。。

 

正直なところちょっとモチベーションが下がっています。

 

「日本と世界をつなぐ!」

そんな大きな夢を実現するために

多くの人が何年も何年もこういう地道な努力を重ねてきて

やっと今がある。

 

そう頭ではわかっている反面、

自分で

日本のお客さんとフランスのお客さんをつなぐ

日本の文化とフランスの文化をつなぐ

つながって喜んでいる人の顔が見たい。

そんな風に感じる今日この頃です。

 

就活生の時は、就職したら将来についての悩みは減るはず!

と考えていましたが、就職して将来を考えた時に

はじめて見えてくるものもあります。

 

将来についての悩みはまだまだ尽きませんが

働いたからこそわかること、

それを元に自分の将来の目標をねんどのように

こねくり回して自分だけの道を探していきたいと思います。

 

就活生のみなさん、就活してると

内定をとることがゴールになりがちですが

働いてみると学生の時よりもいろいろなことが見えてきて

新しい世界が広がります。

就活をする時には、そのことをちょっと心の隅っこに

おいてみて下さい。

暑さに負けずに頑張れ!