モン=サン・ミシェルに憧れて

フランス好きの都内の会社員のブログ。フランスのこと、語学勉強のこと、アロマテラピーのことなんかを徒然なるままに書いてます。

グローバル企業って何だ?

今勤めているIT企業はいわゆる”グローバル企業”です。

勤務地は世界中。従業員の国籍も多種多様。

世界各国の会社や工場に、会社の中の情報を

一元的に管理するためのシステムを導入する

という仕事をしています。

 

 今年もいよいよ面接シーズンがやってきますが

就活生のみなさん、グローバル企業で働きたいと思いますか?

 

就活をする時、

日本と世界をつなぐ仕事がしたい

日本が誇る技術を世界へと輸出する日本企業を

縁の下の力持ちとして支えたい。

英語やフランス語を使って仕事をしたい!

 

と考えて、就職先を探していました。

その思いを伝えて、今の会社にも採用してもらうことができました。

でも、グローバル企業ってなんだろう?

どうして「グローバル企業」で働きたかったんだろう?

という思いが最近よくよぎります。

 

日本企業の会計情報や販売情報

生産情報や購買情報などを管理するための

システムを導入することで、

確かにお客様を支えていることにはなります。

 

ただ、「日本と世界をつないだ!」

という感覚があまりないのが正直なところです。

 

ITの良い所でもあるのですが、

システムは日本だろうが中国だろうが

フランスだろうが

どこであっても同じシステムであれば

導入するためにすることは同じです。

 

日本支社にシステムAを導入する。

アメリカ支社にシステムAを導入する。

もちろんお客様の国と言葉は違いますが

結局業務としてやることにはほとんど変わりがありません。

 

うーん。

そして、お客様同士がつながっている様子が見えない。。。

 

正直なところちょっとモチベーションが下がっています。

 

「日本と世界をつなぐ!」

そんな大きな夢を実現するために

多くの人が何年も何年もこういう地道な努力を重ねてきて

やっと今がある。

 

そう頭ではわかっている反面、

自分で

日本のお客さんとフランスのお客さんをつなぐ

日本の文化とフランスの文化をつなぐ

つながって喜んでいる人の顔が見たい。

そんな風に感じる今日この頃です。

 

就活生の時は、就職したら将来についての悩みは減るはず!

と考えていましたが、就職して将来を考えた時に

はじめて見えてくるものもあります。

 

将来についての悩みはまだまだ尽きませんが

働いたからこそわかること、

それを元に自分の将来の目標をねんどのように

こねくり回して自分だけの道を探していきたいと思います。

 

就活生のみなさん、就活してると

内定をとることがゴールになりがちですが

働いてみると学生の時よりもいろいろなことが見えてきて

新しい世界が広がります。

就活をする時には、そのことをちょっと心の隅っこに

おいてみて下さい。

暑さに負けずに頑張れ!